自動車の回る車輪を見ると、必ず芯棒を中心として回転するのです。その芯棒は強いものです。剛柔を兼ね備えなければ燃えてしますのです。剛柔が兼ね備えられていなければなりません。高低が兼ね備えられていなければなりません。
音楽もそうでしょう? 名曲などはすべてが和音となります。和音になるためには高低があわなければなりません。これが小さく合っていても、大きく受け継ぐようになっても、全部ある時になればそれがマッチして、一つの波動のようになります。
一つの幅の中にいくつもの音節を入れても、その幅が一つの波動となって、複雑な内容をもっていても一つの波動として感じられるので、人間は和音として受け入れるのです。
1986年2月16日 ソウル本部教会にて( 説教より抜粋)